月岡文庫主人の論考
Tsukioka Bunko Manager's Treatise
月岡文庫主人・田中大輔が発表してきた論考を紹介します。
Introducing the articles published by Daisuke Tanaka, the manager of Tsukioka Bunko.
論文・講座・口頭発表リスト
Treatise / Course / Oral presentation list
近世山形城下における宝光院の寺院経営
山形市の宝光院文書を素材として、山形地方の近世天台寺院の寺院経営や、僧団関係を考察したものです。（『山形大学歴史・地理・人類学論集 』12号、13-37p、山形大学歴史・地理・人類学研究会、2011年3月）
徳川家康年忌法会への天台僧参仕 : 出羽国村山郡の事例から
出羽国村山郡の天台諸寺院の史料から、徳川家康の年忌法要の実態や特質を考察しました。（『歴史』121号、69-100p、東北史学会、2013年10月）
林崎居合神社参詣諸藩士の祈願
居合術の創始伝承が残る村山市の林崎熊野居合両神社。そこに参詣した江戸期の諸藩士について、彼らのステータスや武芸伝書の記載を分析することで、彼らの心性や祈願の意図について考察しました。（『山形大学歴史・地理・人類学論集』17号、29-58p、山形大学歴史・地理・人類学研究会、2016年3月）
沼沢系林崎流の成立と展開
沼沢長政が工夫し相伝した林崎流居合の門流について、近年進歩してきている居合のテキスト研究や近世の刀剣をめぐる論点を踏まえ、その技術の伝播と変容過程を論じました。（『山形大学歴史・地理・人類学論集』24号、98-117p、山形大学歴史・地理・人類学研究会、2023年3月）
書籍
『日本の歴史を問いかける 山形県〈庄内〉からの挑戦』
地方史はおもしろい
地方史研究協議会編、文学通信発行、2021年3月。
拙稿「武芸者の祈りー庄内藩の田宮流居合ー」を収録しています。
季刊『やまがた街角』（書肆犀発行）
【やまがた好古酔連】連載
第 1回 「山形城下の寺社金融ー聖天への祈りと利益ー」（2014年春号）
第 5回 「最強はどっちだ⁉ 上杉・武田武術伝書対決‼」（2015年春号）
第 9回 「最上家臣・寒河江氏の武術」（2016年春号）
第13回 「上山藩士の学芸」（2017年春号）
第17回 「立石寺騒動記を読む」（2018年春号）
第21回 「立石寺騒動記を読む（2）ー一山改革偏ー」（2018年夏号）
平成上山藩兵法方として発表したコラムです。